ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年10月号 NO.173

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年10月号 NO.173

7  子どもはアートだ!【特集】今月の特集テーマは「子どもとアート」です。美術館のイベントやアートフェスティバル、幼稚園や絵画教室の取り組みなどを紹介します。子どもたちがお絵描きや工作や積み木に没頭するひとときの、かけがえのなさを知ってほしい。そして「ママ見てー」と言ったその時の関わりを大切にしてほしい。そんな願いを込めてお届けします。木楽舎つみ木研究所TEL055-273-4472 家具作家の荻野雅之さんが16年前に考案した「楽つみ木」は、正方形・長方形・台形の3つの形。このシンプルな積み木は、今も多くの子どもたちを魅了し続けています。 「楽つみ木広場」は、楽つみ木と一生懸命に遊ぶ子どもたちからヒントを得て、荻野さんが始めたワークショップ。何万個もの楽つみ木を持った荻野さんが子どもたちのもとを訪れると、まず導入部で目を閉じている子どもに楽つみ木をシャワーのように浴びせます。木の香りや音、肌触りを感じてもらうとともに、「積み木は積むもの」という固定概念を一度崩すのが狙い。その後子どもたちは、お城でも車でもカメラでも、何でも自由に作り始めます。一人遊びはやがて友だちとの遊びになり、時には大作を作るお兄ちゃんのために、小さい子が一つひとつのパーツを運ぶような共同制作に発展することも。最後はみんなの作品をつなげて街を作ったり、感想を言い合ったりしながら、他人の作品を見ることも経験します。 最初、子どもたちがなぜそんなに真剣に遊ぶのかわからなかったという荻野さん。でも今は、確かな手応えを感じています。2時間のワークショップの中で、子どもたちは五感を磨き、社会性を成長させる。そして“楽つみ木×子ども”の化学変化が、大人の想像を超えた表現や言葉を生み出していると。「それを気づかせてくれた子どもたちは、生きてるだけで芸術家なんだと思う。そして親もまた、アートの視線で子どもたちを見て、彼らのすごさにもっと気づいてあげてほしいですね」。楽つみ木広場楽つみ木×子ども=大人の想像を超えて…