ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2014年1月号 NO.176

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2014年1月号 NO.176

7  みんなのえほん! 2014【特集】図書館司書や幼稚園教諭、子育て支援センターや科学館のスタッフ、そして現役のママとパパ…。子どもたちに接するたくさんの大人たちから、オススメの絵本を紹介してもらう恒例の絵本特集です。子どもだけでなく、大人の心にもいい影響を与える絵本の“効能”に注目する絵本セラピーのお話やかつて山梨に持ち上がった幻のアンパンマンミュージアム構想についても取り上げます。P.40の絵本の読者プレゼントもお見逃しなく! 親子によみきかせをしていて、母親が泣いてしまうということがよくありました。子どもにはない反応ですよね。私は、大人と絵本の間に何かがあると思い、それを体系づけている「絵本セラピスト協会」で資格を取りました。大人を涙させる“何か”の正体は“共感脳”。大人は絵本を通して自分の人生を見て、絵本の中の人物や物語に共感しているのです。そんな絵本と大人との化学反応をもとに行っているのが絵本セラ●絵本セラピスト・阪野ルリコさんのこの一冊紹介者●阪野ルリコさん(絵本セラピスト/ユルリ堂店主)ピー。まず私が絵本を読み、その感想を参加者同士で話し合ったりしながら、隠れた自分を知ること、夫婦や親子のパートナーシップ、企業の研修やブランディングなどに役立てています。 『わたしとなかよし』は、絵本セラピーで使うことの多い一冊。原題の『I LIKE ME!』を『わたしとなかよし』と訳した訳者のセンスがすばらしいですね。セラピーの受講者からも「自分を好きになるのは難しいけど、仲よしならできそう」と感想をいただいています。主人公のブタが「くるくるしっぽも、まんまるおなかも、みんなだいすき」と言う場面が印象的です。短所も「だいすき!」と言ってしまって自分と仲よくなって、まずは自分を満たしてほしい。そうすれば子どもや他の人を満たしてあげることができるかも…。そんなメッセージも込めながらこの絵本を読んでいます。ナンシー・カールソン、なかがわちひろ=訳(瑞雲舎 2007年)【阪野ルリコさんとユルリ堂】絵本を使ったセラピーや企業研修などを行う絵本セラピーは、ママや親子、グループや企業などを対象に不定期で行っています。絵本セラピーの他にもヨガや着物のワークショップなど、元ダンサーの阪野さんが“身体”に関連するワークを行うのが「ユルリ堂」。1/31には、甲府市のfu-chaで「江戸しぐさ」をテーマにしたワークショップを開催。TEL080-5449-1036「わたしとなかよし」